◆NYダウ、反発=雇用統計を好感
◆NYダウ、反発=雇用統計を好感
【ニューヨーク3日時事】週末3日のニューヨーク株式相場は、4日の独立記念日に
伴う休場を控えて短縮取引となる中、注目されていた6月の米雇用統計がほぼ市場予想
通りの内容となったことから、買い安心感が広がって反発、優良株で構成するダウ工業
株30種平均は前日終値比73.03ドル高の1万1288.54ドルで終わった。ハ
イテク株中心のナスダック総合指数は同6.08ポイント安の2245.38で終了。
寄り付き前に発表された欧州中央銀行(ECB)による金融政策決定は、事前予想通
りの小幅利上げとなり、トリシェECB総裁が追加利上げの意向を示さなかったことで
ドルが反発したことから、買い安心感につながった。
ただ、証券会社ジェフリーズ&カンパニーの主任市場ストラテジストは「住宅不況、
金融不安、原油高は続いており、相場環境が厳しいことに変わりはない」と指摘。景気
の先行き懸念がくすぶる中、相場の上値は重かった。
◆米景気低迷、市場に暗い影=金融不安も消し去れず
【ニューヨーク3日時事】欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が利上げ決定直後
の会見で、年内のユーロ圏景気減速に言及、追加引き締め観測が後退したため、外国為
替市場ではユーロが対ドルで売られた。「ドル暴落という最悪シナリオは回避」(邦銀)
された形だが、ドルを支えるはずの米国経済の足取りは重く、信用不安も根強い。米市
場を覆う暗い影は色濃くなっている。
米国の雇用減少は6カ月連続となり、堅調を維持する個人消費も「所得税還付の一時
的効果にとどまる」(米エコノミスト)との見方が一般的だ。住宅不況にも底打ちの兆
しが見えず、原油高も続いているため、米景気は「八方ふさがりで底割れもあり得る」
(中堅証券)との警戒感が募っている。
さらに、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題に端を発する市場の
混乱や景気低迷で、金融機関が抱えるローン債権の焦げ付き増加などが収益を圧迫。信
用不安で、経済活動の血脈であるカネの流れも滞ってきた。
同日の米株価は寄り付きこそ反発したものの、その後は売り買いが激しく交錯。投資
家の不安心理を反映した「不安定な相場は当面続く」(米ストラテジスト)ことになり
そうだ。














