◆原油反発、終値最高値を更新=需給逼迫懸念が下支え〔NY石油〕(1日)
◆原油反発、終値最高値を更新=需給逼迫懸念が下支え〔NY石油〕(1日)
【ニューヨーク1日時事】1日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油
先物相場は、需給逼迫(ひっぱく)懸念の高まりを背景に反発、米国産標準油種W
TIの中心限月8月物は前日終値比0.97ドル高の1バレル=140.97ドル
と2営業日ぶりに終値ベースの最高値を塗り替えて引けた。
同限月は一時143.33ドルまで上昇、前日につけた取引途中の最高値(14
3.67ドル)に迫った。
相場を上押ししたのは根強い需給懸念。国際エネルギー機関(IEA)がこの日、
世界の石油需要は途上国の旺盛な消費意欲に支えられて今後5年間に年平均1.6
%増加する一方、供給は伸び悩むとの予想を示したことが材料視された。
イランの核開発計画をめぐる中東情勢の緊迫化も引き続き買い材料となった。イ
スラエルによるイランの核施設攻撃の可能性が取りざたされる中、イランは攻撃を
受けた場合、ペルシャ湾の入り口に当たるホルムズ海峡の航行を制限すると警告。
同海峡は世界の原油の約4割が通過するとされる。
市場関係者は「ペルシャ湾で供給が混乱すれば、原油相場が高騰するのは確実だ」
(米アナリスト)と指摘。イスラエルをかばう米政府も、攻撃が実施されれば「経
済に悲惨な結果をもたらすことは知っておく必要がある」(同)と述べた。
8月物の安値は140.50ドルだった。9月物は1.00ドル高の141.5
8ドルで引けた。
▽改質ガソリン=上伸。新たに中心限月となった8月物は1.43セント高の
1ガロン=351.34セントで取引を終えた。高値は353.48セント、安値
は349.15セント。














